大阪府を拠点とする大阪難波のマルフク(umedagenkinka.net)がヤミ金なのかチェックします。
闇金(悪質業者)の検索でマルフクの報告があるか
日本貸金業協会ヤミ金(悪質業者)の実例検索にて「マルフク・まるふく・丸福・marufuku」を確認すると・・
また、金融庁の「違法な金融業者」(令和6年3月29日更新)の情報でも「マルフク」という業者は確認できません。
しかし、ネットを広く調べていくと マルフクと名乗る悪質な業者を確認できます。詐欺サイトを回避するには正しいURLであるか事前に検証する必要があります。
マルフクは電話を担保にお金を借りる業者
かつて、最盛期には全国に174店舗もあった貸金業のマルフクはとても有名でした。
1975年に株式会社マルフクを設立、全国にてテレビでCMが流れ、看板がいたるところに設置されていました。もともと電気店でしたが電話加入権販売を手がけ、その後・・
これで事業を拡大します。ですが、2000年あたりからは携帯電話の普及とともに固定電話の加入権を欲しがる人が激減したため、価値が下落していき事業から撤退しています。
マルフクはディックファイナンス株式会社へ譲渡することに
そして、マルフクは2002年にディックファイナンス株式会社に大部分を譲渡することになり、業務を終えています。その頃のマルフクの金利は・・
この利率は上限金利の20%を超えています。となれば「マルフクは闇金か?」となりますが、これは時代がズレているからです。その頃は「上限金利20%」という規制はありませんでした。
すでに業務を終えた「電話担保金融:キャッシングのマルフク (マルフク株式会社)」は闇金ではありませんでした。
マルフクの名称は詐欺・ヤミ金業者に好まれる
過去にとても有名であったマルフクという名称は「信頼できるキャッシング」のイメージが残っているために・・
マルフクと名乗り、詐欺をもちかける業者が多く存在するので要注意となります。
ここからは、大阪ではとても有名な「大阪難波のマルフク」について見ていきます。
マルフクの貸金業登録について
大阪府を拠点とするマルフク(umedagenkinka.net)を詳しく見ていきます。
金融庁の登録業者検索サービスにて「マルフク・まるふく・丸福・marufuku」を調べると・・
マルフクという業者の登録はありません
貸金業を運営するなら貸金業の登録は必ず必要になります。
登録を受けないで貸金業を営むと、無登録営業として法律によって罰せられます。
つぎは所在地を見ていきます。
大阪難波のマルフク 企業情報に問題はないか?
大阪難波のマルフクは、大阪のスポーツ新聞へ広告を出すこともあることから地元ではよく知られています。マルフクの企業情報はこうなります。
会社名:大阪難波のマルフク
住所:〒542-0071 大阪府大阪市中央区道頓堀2丁目2-2 難波駅25番出口
電話番号:0120-198-329
FAX:03-6867-0888
販売責任者:池田 大樹引用元:大阪のマルフク|会社概要
提示している所在地は実在しています。
〒542-0071 大阪府大阪市中央区道頓堀2丁目2-2 難波駅25番出口
運営サイトには・・
最短10分
業界最高水準
この表記はあるものの、何が最高なのか書いていません。一般的な貸金業なら「最短10分で融資・金利が最高水準」という意味になりそうですが、金利の表記なし、貸金業の登録の表記もありません。
大阪難波のマルフクはクレジットカード現金化の業者
ネットでは「大阪難波のマルフク」は、クレジットカード現金化を案内する業者であると紹介されています。
このように 他の業者よりも優良なレートで換金できることを紹介しているサイトが多くあります。
しかし、マルフク公式サイト「お申し込みの流れ」の説明ページにも「クレジットカード現金化」という言葉はありません(日記ページに現金化の文字が残るのみ)。
大阪難波のマルフクは闇金なのか?:結論
確認できた内容をまとめます。
いいえ、違います。マルフクはお金を貸し付けるサービスを提供していないため、マルフクは闇金ではありません。
公式サイトには・・
この申告がウソで無いならヤミ金ではなく、消費者金融でもないことになります。
ただし、クレジットカード現金化の方法「融資、金利、現金化、換金率」など、サービスの実態を説明しているページがないために戸惑う方は多いはずです。
クレジットカード現金化をアピールしない理由とは
メインの業務がクレジットカード現金化であるなら、現金化にまつわる情報を隠している理由は、金融庁の注意喚起が関係していると考えられます。
消費者庁では悩み相談が増えていることから「ストップ!クレジットカード現金化」のキャンペーンを実施しており、カード現金化を運営している企業・個人の悪徳業者を摘発する事例が続いています。
大阪難波のマルフクもこの流れによって、クレジットカード現金化のアピールを自粛しているといえそうです。